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ベルクの壁のオブジェたちの物語⑦ 神輿堂中
JR新宿駅東改札口出てすぐにある伝説的カフェ「BEER & CAFE BERG」で毎月発行している「ベルク通信」、僕が寄稿するシリーズも7回目となります。
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ベルクの壁のオブジェたちの物語⑦神輿堂中
神輿堂の屋根の垂木で創ったオブジェの話をしようと思うけど、まずはその中の神輿を使った祭の話。
毎年5月4日は朝日白山神社の例祭で、氏神様を神輿に乗せて行列をつくり御旅所にお連れする、といったものです。
行列には旗や飾り物を持った者や獅子や鬼、稚児や樂隊、それに行列を先導するのは重さ20キロ以上の青銅でできた鐘を担ぎ踊りながら叩く鐘隊、総勢150人以上で片道1キロ半の御神幸行列です。御旅所に着いたらひと通りの神事の後、獅子舞や鐘隊が踊り、そして待っていた家族とお弁当を食べます。
まだ咲き残った桜の花びらが5月の風に舞います。
そんな和やかな祭が終わると飛騨では田植えが始まります。つづく。
さて、ベルクの壁が木のオブジェで一杯になって1年が経ちました。
5月25日~30日京王百貨店新宿店7階大催事場にて行われる飛騨高山他物産展にまたまたベルクの壁〈田島燃+迫川尚子〉が登場します!ぜひお越しください。
今年の祭は依然新型コロナ騒動の影響で神事以外の催しは中止になりました。写真は以前のものです。


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ベルクの壁のオブジェたちの物語⑦神輿堂中
神輿堂の屋根の垂木で創ったオブジェの話をしようと思うけど、まずはその中の神輿を使った祭の話。
毎年5月4日は朝日白山神社の例祭で、氏神様を神輿に乗せて行列をつくり御旅所にお連れする、といったものです。
行列には旗や飾り物を持った者や獅子や鬼、稚児や樂隊、それに行列を先導するのは重さ20キロ以上の青銅でできた鐘を担ぎ踊りながら叩く鐘隊、総勢150人以上で片道1キロ半の御神幸行列です。御旅所に着いたらひと通りの神事の後、獅子舞や鐘隊が踊り、そして待っていた家族とお弁当を食べます。
まだ咲き残った桜の花びらが5月の風に舞います。
そんな和やかな祭が終わると飛騨では田植えが始まります。つづく。
さて、ベルクの壁が木のオブジェで一杯になって1年が経ちました。
5月25日~30日京王百貨店新宿店7階大催事場にて行われる飛騨高山他物産展にまたまたベルクの壁〈田島燃+迫川尚子〉が登場します!ぜひお越しください。
今年の祭は依然新型コロナ騒動の影響で神事以外の催しは中止になりました。写真は以前のものです。

肩にずっしりの鐘を叩きながら振り上げる踊りです

天気が良いと祭行列も華やかです
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ベルクの壁のオブジェたちの物語⑥ 神輿堂上
JR新宿駅東改札口出てすぐにある伝説的カフェ「BEER & CAFE BERG」で毎月発行している「ベルク通信」、僕が寄稿するシリーズも6回目となります。
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今月も神社の話が続きます。僕の住む甲集落の神社の境内に建つ神輿堂の話。祭りには欠かせない神輿ですが、飛騨の春の祭りと言ったら「高山祭」ですね。日本三美祭に数えられ、絢爛豪華な祭屋台(山車)をその頃咲き始めた桜が彩ります。
高山祭もいいのですが、もう一つお勧めが4/19に開催される「飛騨古川起し太鼓祭」です。僕が高山に来て間もない頃観に行きました。真夜中静まりきった街中を丸い月が不気味に照らします。すると何処からともなく「ドーン」と腹の底から付きあげるような太鼓の音。ゆっくりとしたリズムで近づいて来ます。音の元を探すと突然そこだけ人だかり、井桁に組んだ大きな櫓の上に裸の男達が勇壮と大太鼓を叩き、その下にはそれを担ぐやはり裸の男達とその後ろに付くこうとする小太鼓を持った男達が壮絶な争いをしています。気がつくと月に照らされた桜は満開です。勇壮と喧騒が入り混じった迫力あるその祭りが終わると各々の集落の神社の村祭りがそこかしこで始まります。我が甲集落の祭りももうすぐです。(つづく)

(飛騨市のHPより起し太鼓まつりの様子です)
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今月も神社の話が続きます。僕の住む甲集落の神社の境内に建つ神輿堂の話。祭りには欠かせない神輿ですが、飛騨の春の祭りと言ったら「高山祭」ですね。日本三美祭に数えられ、絢爛豪華な祭屋台(山車)をその頃咲き始めた桜が彩ります。
高山祭もいいのですが、もう一つお勧めが4/19に開催される「飛騨古川起し太鼓祭」です。僕が高山に来て間もない頃観に行きました。真夜中静まりきった街中を丸い月が不気味に照らします。すると何処からともなく「ドーン」と腹の底から付きあげるような太鼓の音。ゆっくりとしたリズムで近づいて来ます。音の元を探すと突然そこだけ人だかり、井桁に組んだ大きな櫓の上に裸の男達が勇壮と大太鼓を叩き、その下にはそれを担ぐやはり裸の男達とその後ろに付くこうとする小太鼓を持った男達が壮絶な争いをしています。気がつくと月に照らされた桜は満開です。勇壮と喧騒が入り混じった迫力あるその祭りが終わると各々の集落の神社の村祭りがそこかしこで始まります。我が甲集落の祭りももうすぐです。(つづく)

(飛騨市のHPより起し太鼓まつりの様子です)
ベルクの壁のオブジェたちの物語⑤ 鰹木
ベルクk通信からご覧の皆様、また毎月この記事をご覧の皆様、トラブルがあり月初めにアップするはずの記事が本日になってしまいました。
大変申し訳ございません。
これからもベルク通信及び、このブログの記事をお楽しみいただければ幸いです。
では、新宿の伝説的カフェ『ベルク』の壁のオブジェについてのコラムをお読みください。
ベルクの壁のオブジェたちの物語⑤ 鰹木
朝日白山神社の本殿に倒れかかりそうだった御神木は、確かに少し枯れかかっていて、しかし枯れて倒れるのは50年から100年後とされていました。でも今の年寄衆はこの後の若者たちには管理しきれないだろう、と判断し今のうちに切ってしまうことになりました。なんか、伝統の継承って、今の中高齢者の、後の世代への諦めがあるんじゃないかと思いますね。
さてこの神社の本殿のお話。神社の本殿の屋根の上には「鰹木」という装飾柱が乗っかっています。棟の上に鰹節の様な形の丸太が5〜6本。数年前に屋根の葺き替えをする際、鰹木も取り替えるとかで降ろしました。


明治45年の建物なのでおよそ110年乗っかっていました。近くで見ると結構な大きさです。材質は鼠子という木かも。虫の喰い跡が多いけど、目が詰んでいて捨てるには勿体ないです。うちの隣の建具屋さんが絵馬を作って氏子に配りました。
僕はやっぱりオブジェです。有機的な形に造形すると、細かい年輪が美しい木目を出します。ベルクの壁にもありますよ。

大変申し訳ございません。
これからもベルク通信及び、このブログの記事をお楽しみいただければ幸いです。
では、新宿の伝説的カフェ『ベルク』の壁のオブジェについてのコラムをお読みください。
ベルクの壁のオブジェたちの物語⑤ 鰹木
朝日白山神社の本殿に倒れかかりそうだった御神木は、確かに少し枯れかかっていて、しかし枯れて倒れるのは50年から100年後とされていました。でも今の年寄衆はこの後の若者たちには管理しきれないだろう、と判断し今のうちに切ってしまうことになりました。なんか、伝統の継承って、今の中高齢者の、後の世代への諦めがあるんじゃないかと思いますね。
さてこの神社の本殿のお話。神社の本殿の屋根の上には「鰹木」という装飾柱が乗っかっています。棟の上に鰹節の様な形の丸太が5〜6本。数年前に屋根の葺き替えをする際、鰹木も取り替えるとかで降ろしました。

棟(屋根)上に乗っかっているのが鰹木

降ろし、トタンを省いた鰹木
本当に鰹節のような色をしています
本当に鰹節のような色をしています
明治45年の建物なのでおよそ110年乗っかっていました。近くで見ると結構な大きさです。材質は鼠子という木かも。虫の喰い跡が多いけど、目が詰んでいて捨てるには勿体ないです。うちの隣の建具屋さんが絵馬を作って氏子に配りました。
僕はやっぱりオブジェです。有機的な形に造形すると、細かい年輪が美しい木目を出します。ベルクの壁にもありますよ。

2〜3点あると思いますが、下のがその一つ
ベルクの壁で見つけられますか?
ベルクの壁で見つけられますか?
ベルク通信関連ブログ、お待たせしております
ベルク通信とリンクしたブログの記事、多くの方にご覧いただきありがとうございます。
ベルク通信3月号にリンクした記事がまだあがっておりません。
申し訳ございません。
本日中にアップしますので、もうしばらくお待ち下さいm(_ _)m
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本日中にアップしますので、もうしばらくお待ち下さいm(_ _)m
ベルクの壁のオブジェたちの物語④ 御神木
新宿の伝説的カフェ『ベルク』の壁のオブジェについてのコラムです。
ベルクの壁のオブジェたちの物語④ 御神木
高地の冬の抜けるような真っ青な空を貫くように聳える「七本椹」から少しだけ東へ進んだ山の麓に、朝日白山神社というこの部落の氏神様があります。
神社の境内にも高く天を突き刺すような杉の木が数本、本殿を取り囲むように聳え立っています。
その内4本が氏子が指定した御神木で、御幣の付いた荒縄が巻かれています。
一番大きいのは樹齢3〜500年程あり、ひと際凛々しく鎮座しています。いや、していました。

数年前、御神木の一部が本殿に倒れかかっているのではないか、という意見があり、4本とも切り倒してしまいました。
新たに本殿の後ろの方から御神木は選ばれましたが、本殿は丸裸になった感じで寂しそう。


切り倒された一番大きな御神木の「枝」からもオブジェを作りました。
枝と言っても直径6センチほどの太さに年輪が50程もあります。
50年100年生きていた枝がそこら中に落ちているので、いただいて来てオブジェなどに活用せねばと思っています。


またまたベルクの壁の展示が観れます。2/22~28岐阜髙島屋にて開催される飛騨高山物産展に出展し、
そこでベルクの壁を表現しようと思っています。
詳しくは後日ご案内します。
ベルクの壁のオブジェたちの物語④ 御神木
高地の冬の抜けるような真っ青な空を貫くように聳える「七本椹」から少しだけ東へ進んだ山の麓に、朝日白山神社というこの部落の氏神様があります。
神社の境内にも高く天を突き刺すような杉の木が数本、本殿を取り囲むように聳え立っています。
その内4本が氏子が指定した御神木で、御幣の付いた荒縄が巻かれています。
一番大きいのは樹齢3〜500年程あり、ひと際凛々しく鎮座しています。いや、していました。

抜けるような空を突き刺すように伸びる御神木
数年前、御神木の一部が本殿に倒れかかっているのではないか、という意見があり、4本とも切り倒してしまいました。
新たに本殿の後ろの方から御神木は選ばれましたが、本殿は丸裸になった感じで寂しそう。

通りから丸見えになってしまった本殿

かつて御神木が立っていたところ
切り倒された一番大きな御神木の「枝」からもオブジェを作りました。
枝と言っても直径6センチほどの太さに年輪が50程もあります。
50年100年生きていた枝がそこら中に落ちているので、いただいて来てオブジェなどに活用せねばと思っています。

御神木の枝

ベルクの壁のどこかにあります
またまたベルクの壁の展示が観れます。2/22~28岐阜髙島屋にて開催される飛騨高山物産展に出展し、
そこでベルクの壁を表現しようと思っています。
詳しくは後日ご案内します。
ベルクの壁のオブジェたちの物語③七本椹
甲部落の真ん中に七本椹と呼ばれる大きな椹(さわら)の木があります。樹齢700年を超える老木は根本の上3メートル位から七本に別れ、周辺からは異彩を放っています。


椹は檜に似ていてとてもいい香りがします。檜よりスーッとした香り。七本椹の下にはいっぱい小さな実が落ちていて、指で潰すと鼻腔いっぱいにその香りが広がります。
北陸から飛騨を通り、信州、江戸へと繋ぐ江戸街道という古道があります。古くは鎌倉時代の記録も残っている古い街道です。有名な山本茂実著「あゝ野麦峠」の女工さんたちも、この道を通って遠く信州諏訪まで働きに行っていました。
古都高山から分水嶺の峠を越えると目につく位置に七本椹はあります。きっと旅人たちはこの木の下で一休みしてこの香りを嗅いだことでしょう。
そんな多くの旅人やここに暮らす人々の物語をずっと見てきた七本椹。まだ青々としていますが、所々剥がれ落ちていたりして少し心配です。
そんな剥がれ落ちた七本椹の破片でもオブジェを作りました。ベルクの壁に一つだけあります。ひと際異彩を放っているかどうか、ブログの写真を参考に探してみてください。


雪の中の七本椹

七本椹の前には祠があって、七体の仏様が祀られています
椹は檜に似ていてとてもいい香りがします。檜よりスーッとした香り。七本椹の下にはいっぱい小さな実が落ちていて、指で潰すと鼻腔いっぱいにその香りが広がります。
北陸から飛騨を通り、信州、江戸へと繋ぐ江戸街道という古道があります。古くは鎌倉時代の記録も残っている古い街道です。有名な山本茂実著「あゝ野麦峠」の女工さんたちも、この道を通って遠く信州諏訪まで働きに行っていました。
古都高山から分水嶺の峠を越えると目につく位置に七本椹はあります。きっと旅人たちはこの木の下で一休みしてこの香りを嗅いだことでしょう。
そんな多くの旅人やここに暮らす人々の物語をずっと見てきた七本椹。まだ青々としていますが、所々剥がれ落ちていたりして少し心配です。
そんな剥がれ落ちた七本椹の破片でもオブジェを作りました。ベルクの壁に一つだけあります。ひと際異彩を放っているかどうか、ブログの写真を参考に探してみてください。

七本椹から剥がれ落ちた木片で作ったオブジェ
新宿のカフェ・ベルクの店内壁に展示されています
新宿のカフェ・ベルクの店内壁に展示されています
ベルクの壁のオブジェたちの物語② 楢
楢(なら)には髄線というものがあります。
環状にはっきりした年輪があるのに直交して、中心から放射状にある髄線が強固で重厚な質感を作っています。またその髄線が虎斑(とらふ)と呼ばれるまるで虎の模様のような木目を作ります。初めは年輪の模様の方が目立っていた木目が、時の経過と共に虎の模様が浮き出てくるように見えて来るのも楢の魅力です。


楢といったらどんぐりが実る木の代表格です。毎年沢山の実を落とし、森の動物たちの貴重な食料になります。
僕が住む甲(かぶと)部落から道なき道を山の奥へと深く深く分け入って行くと、突如、樹齢が恐らく五百年を超える水楢の大木が姿を現します。大の大人の男が抱き付いてもまるで壁に貼り付いているような大木の根の部分には洞穴が空いており、よく見るとその周辺の幹には黒茶色の毛が引っ掛っていました。つまりそこは熊の冬眠場所かも! 熊にとっては絶好の場所です。お腹が空いても母なる水楢からどんぐりが絶えず落ちてくるでしょうから。




水楢はベルクの壁にまだまだあります。
ぜひ探してみてください。
環状にはっきりした年輪があるのに直交して、中心から放射状にある髄線が強固で重厚な質感を作っています。またその髄線が虎斑(とらふ)と呼ばれるまるで虎の模様のような木目を作ります。初めは年輪の模様の方が目立っていた木目が、時の経過と共に虎の模様が浮き出てくるように見えて来るのも楢の魅力です。

手のひらサイズのオブジェ『Fée-Fée』の水楢
髄線が形作る虎斑が綺麗に出ています
髄線が形作る虎斑が綺麗に出ています

使い込まれた水楢の床
虎斑が浮き出て見えます
虎斑が浮き出て見えます
楢といったらどんぐりが実る木の代表格です。毎年沢山の実を落とし、森の動物たちの貴重な食料になります。
僕が住む甲(かぶと)部落から道なき道を山の奥へと深く深く分け入って行くと、突如、樹齢が恐らく五百年を超える水楢の大木が姿を現します。大の大人の男が抱き付いてもまるで壁に貼り付いているような大木の根の部分には洞穴が空いており、よく見るとその周辺の幹には黒茶色の毛が引っ掛っていました。つまりそこは熊の冬眠場所かも! 熊にとっては絶好の場所です。お腹が空いても母なる水楢からどんぐりが絶えず落ちてくるでしょうから。

このクラスの水楢が5〜6本以上ある!

ベルクの壁にある水楢のオブジェ
髄線はまだそれほど目立ってはいない
髄線はまだそれほど目立ってはいない

少し古い水楢から作ったオブジェ
少しだけ髄線が浮き出てきた
少しだけ髄線が浮き出てきた

これは甲の山から拾ってきた水楢
髄線はそれほど目立たないが貫禄ある味を出している
髄線はそれほど目立たないが貫禄ある味を出している
水楢はベルクの壁にまだまだあります。
ぜひ探してみてください。
ベルクの壁のオブジェたちの物語 ①栗
秋は実りの季節、栗の美味しい季節ですね。ホクホクして深い味わいの栗、一般的に目にするのは栽培に適した栗の木から収穫された実ですが、山には自生の山栗がいっぱいあります。山栗の実はとても小さくて剥くのに苦労しますが、味は濃厚でとても甘いんです。
家具などに利用する栗の木は、その山栗を利用します。実に劣らず味わい深い色、個性に富んだ木目をしていて、削るとほんのり栗の実の香りがします。

〈栗の木の板目 複雑な木目が美しい〉
栗の木は比較的腐りにくく、山の中で倒木した後土に半分埋もれていても使える木が出てきたりします。そんな木が輪を掛けて味わい深い色になっていることがあります。
それで造形したオブジェはベルクの壁の中でもひときわ貫禄を見せています。


〈山中の土に埋もれていた栗の木 木の外側は朽ちていたが、芯の方はしっかりしていて、いい味を出している〉
壁には色々な木目の栗の木があります。
貫禄を見せている栗の木をどうぞ見つけてみてください。
家具などに利用する栗の木は、その山栗を利用します。実に劣らず味わい深い色、個性に富んだ木目をしていて、削るとほんのり栗の実の香りがします。

〈栗の木の板目 複雑な木目が美しい〉
栗の木は比較的腐りにくく、山の中で倒木した後土に半分埋もれていても使える木が出てきたりします。そんな木が輪を掛けて味わい深い色になっていることがあります。
それで造形したオブジェはベルクの壁の中でもひときわ貫禄を見せています。


〈山中の土に埋もれていた栗の木 木の外側は朽ちていたが、芯の方はしっかりしていて、いい味を出している〉
壁には色々な木目の栗の木があります。
貫禄を見せている栗の木をどうぞ見つけてみてください。