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2023年06月01日

ベルクの壁のオブジェの物語⑧ 神輿堂下

JR新宿駅東改札出てすぐにある伝説的なカフェ「ベルク」で毎月発行されているベルク通信に寄稿している文です。
ベルク通信6月号の記事を写真付きで投稿します。

ーーーーー 
ベルクの壁のオブジェたちの物語⑧神輿堂下

 僕の住む集落の氏神様、朝日白山神社の神輿を納めている神輿堂はかつては神社の本殿として、江戸時代末期にたてられたそうです。明治45年に本殿を新築される際、移築して境内の現在のところにあります。
 8年ほど前に屋根を葺き替える際、垂木ごと取り替えるとかで廃棄される古い垂木を、なにか作品を作ろうと思い貰って来ました。江戸時代によく使われていた釿(ちょうな)で加工されている後が見られることなどから、移築の際も変えることなく使ったものと見られます。材質は杉で、恐らく神社の周辺で伐採したものでしょう。
 170年以上神輿堂の上に乗っかっていた垂木、表に出ているところは夏目(年輪の柔らかいところ)が風化して深く削れています。虫喰いもいっぱいあり、現代のもあれば多分江戸時代の虫が喰ったものもあるでしょう。
 この垂木で多くの作品を作っています。ベルクの壁の作品にも多く使われていて、中には風化したところを残していたり、虫喰いのところを使っていたりもしています。これもいい色合いを出していますよ。




夏目が削られている部分を少し残しました



いつの時代の虫が食べたのか



トンガリくんもあります


Posted by pave at 00:09 Comments( 0 )
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田島燃 たしまねん
造形家 家具作家